建設現場の安全を守る『養生シート』の役割と種類を紹介
2023.10.06

建設現場の安全を守る『養生シート』の役割と種類を紹介

建築現場の保護や安全を目的として設置され、足場に必要不可欠な「養生」。
養生は、家屋や建物の建設・修繕工事や解体工事をする際に足場に設置されます。
この記事では、建築現場の足場で使われている「養生シート」について、種類ごとに役割を解説します。養生シートの重要性を理解し、適切に使用するようにしましょう。

目次

養生シートとは?

建設現場で使用される「養生シート」とは、マンションなどの新築や改修工事、家屋の塗装や解体など工事が行われる際に足場全体を覆うシートのことです。養生シートは、作業中の工具や資材の落下対策、塗料や粉塵などの飛散対策、目隠しや近隣への配慮等、安全対策を目的として使用されます。

養生シートの役割

1.塗料や粉塵の飛散防止

建物などの解体や改修時、壁や屋根の塗装を行う際に、粉塵や塗料が作業中に飛散することがあります。そこで、養生シートを設置し作業を行うことで、周囲への影響を最小限に抑えながら作業をすることが可能となります。

2.周囲への騒音対策

解体・改修工事では、コンクリートを壊す作業や建設機械を動かすことが多く、騒音が発生することもあります。工事開始前に近隣住民に工事の周知をおこない、了承を得ているとはいえストレスを与えてしまう可能性もあります。このような事象を抑制するために、養生シートには騒音を軽減する役割も担っています。

3.落下物対策

建設工事を行う際には、工事業者が安全に作業に専念するために足場が設置されます。足場から資材や工具が落下し、作業員が負傷した事故は少なくありません。また、通行人など第三者の身体や財産に損害を与えてしまう大きな事故にも繋がります。このような事故を防止するために、養生シートを設置し足場全体を覆うことで、資材や工具の落下による災害を防ぐことができます。

4.作業員の転落防止

高所作業を行う際は、墜落や転落災害を防止するために、作業床を設置することやフルハーネス型墜落制止用器具(安全帯)の設置などの「墜落防止措置」を取るように厚生労働省により定められています。ですが、墜落や転落による災害が発生しているのが現状です。このような災害を防止するためにも養生シートの設置により、墜落・転落災害を抑制することができます。さらに、近隣への配慮だけではなく作業員の集中力を高める効果も期待できます。また、養生シートの設置につきましては、「墜落防止措置」で定められています。

養生シートの種類

メッシュシート

メッシュシートは、名前の通り、網目状のシートのことをいいます。シートには穴が空いているため、風通しがよく夏場でも施工性が高く、塗装現場の場合、塗料の匂いが充満するのを防いでくれます。そのため、風の強い所ではメッシュシートが使用されます。ただし、メッシュシートを取り付けた場合の安全性には気を付ける必要があります。風の強いときには、メッシュシートが足場を崩壊させる原因になってしまうことがあります。網目状になっていることにより風の影響を受けにくいつくりになっているものの、万が一のときに備えた準備も必要です。足場を強化することばかりに目が行きがちですが、メッシュシートの設置に関しても補強するなど、安全確保することが求められています。

一方で、網目状であることから、解体工事の際に出てしまう埃などを通しやすいというデメリットもあります。そのため、周りに家がある場合は使用されません。

防音シート

その名の通り、音を防ぐために用いられるシートです。防音効果があるものの、完全に音を防ぐことができる訳ではなく、あくまでも音を軽減する効果があります。主に、解体工事や街中での工事、橋梁工事等で使用されます。特に解体工事では、コンクリートを壊す作業や建設機械を動かすことで騒音が発生します。騒音により周囲に迷惑をかけないよう防音シートを使用することが一般的です。また、防音シートは網目状になっていないことから、上記で紹介したメッシュシートと比較して埃を通しにくいというメリットがあります。

防音パネル

パネルタイプの養生シートです。主に大きなビルの解体工事に使用されます。ビル全体がパネルで囲まれた光景を目にしたことがある方もいるのではないでしょうか。建物を囲っているパネルが「防音パネル」です。粉塵や騒音対策としてビル工事では必ず防音パネルが使用されます。

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防炎シート

防炎シートは、その名の通り、防炎加工が施されているシートです。鉄筋コンクリートの建物の解体工事で、ガスや電気による遮断を行うときに発生する火花で火事にならないようにするために使用されます。一般的な住宅の解体工事には使用されることはありません。小さな火源に接しても簡単に燃え上がらず、もし着火しても燃え広がりにくい性質を持っています。工事現場や建設現場、水産業など様々な分野で野積みのカバーや目隠しシートとしても使用されます。

まとめ

建設現場で使用される『養生シート』の役割と種類についてご紹介しました。養生シートは現場の種類や目的によって使用が分けられています。

  • 塗料や粉塵の飛散防止
  • 周囲への騒音対策
  • 落下物防止
  • 作業員の転落防止

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