建設現場で安全に作業を行うために必要な「足場」。建物や建造物の建築、改修などの工事において欠かせないものとなっています。ですが、足場は種類も多いため、代表的な足場の種類と特徴についてご紹介します。
足場の種類と特徴
足場材には色々な種類が存在します。建設現場で使用する足場には大きく4種類の足場があります。
くさび式足場の特徴
くさび式足場は、くさびを打ち込み資材同士を繋げて組み立てます。主に低層〜中層の建物工事で使用され、高さ45メートルまで使用できます。くさび式足場を組み立てる際、使用する資材はユニット化されていることから、ハンマー1本で組み立てることが出来ます。そのため、短時間かつ簡単に設置、解体出来るため施工効率が良いことが特徴です。さらに、くさび式足場は資材の梱包効率が優れていることから、保管効率・積載運搬効率が良く、保管スペースが確保しやすく運搬コストの削減にも繋がることも特徴です。
枠組足場の特徴
枠組足場は、高所作業で安全に使用できる強度の高い足場をつくれることが特徴です。主に、14階建てまでの建物に使用され、地上から高さ45メートルまでの建物に使用できます。組立や解体は簡単におこなえますが、長い作業時間がかかります。更に設置する場所は広めのスペースが必要となり、搬入路、資材置き場にも余裕が求められます。
単管足場の特徴
単管足場は、鉄パイプをクランプで繋げて組み立てる足場です。単管足場の資材はホームセンターで手に入るため、簡単に組み立てられる点が特徴です。また、狭い場所でも組み立てることができ、鉄パイプのつなぎかた次第で高さを調節することが可能です。また、安全性が高く、狭い場所でも安定しています。使用場面は、密集地での工事や高さ15メートル前後の建物工事、塗装に使用されます。
次世代足場の特徴
次世代足場は、現在の主流足場である「枠組足場」「くさび式足場」「単管足場」などの規格を安全面、施工面、管理面から洗い直した次世代規格といえる足場です。くさび式足場のシステム足場となっており、据え置き式の先行手摺が標準装備されていることが特徴です。主に、大規模修繕工事や高層・超高層マンションやビルで使用されます。
下の階の床面から上の階の床面までの高さは1,800〜1,900㎜と各社で採用するサイズは異なるものの、従来の枠組・くさび式足場より広い空間での作業が可能なことも特徴です。また、手摺には抜け止め防止がついているため安全に作業が行えます。
更に、くさび部分には抜け防止が施してあるため、事前に組んでおいた足場をクレーンで吊り上げ、足場の組み立てる大組みや、足場をクレーンで吊り上げ、地上で解体する大払しに適しています。また目視可能な抜け止めを有しているためより安全に作業が行えるものが多いです。
下の階の床面から上の階の床面までの高さは1,800〜1,900㎜と各社で採用するサイズは異なるものの、従来の枠組・くさび式足場より広い空間での作業が可能なことも特徴です。また、手摺には抜け止め防止がついているため安全に作業が行えます。
更に、くさび部分には抜け防止が施してあるため、事前に組んでおいた足場をクレーンで吊り上げ、足場の組み立てる大組みや、足場をクレーンで吊り上げ、地上で解体する大払しに適しています。また目視可能な抜け止めを有しているためより安全に作業が行えるものが多いです。
利用用途別足場の種類
吊り足場の特徴
吊り足場は、通常の足場が地面から組み上げるのに対し、上部から吊り下げることで足場を設置します。地面に足場を設置できない際に足場を作るために用いられ、例えば橋梁やプラントで良く使用されます。吊りチェーンやパイプ、金具、作業床などを用いて、上から吊り下げる形で単管足場を設置することが特徴です。
ですが、吊り下げることで落下などの工事リスクが高いことに加え、設置作業に時間と手間がかかります。
ですが、吊り下げることで落下などの工事リスクが高いことに加え、設置作業に時間と手間がかかります。
脚立足場の特徴
脚立足場は、屋内の壁や天井の作業に使用される足場であり、脚立の間に足場板を渡して構成されます。通常の脚立を足場の支柱として使用することによって構成されます。脚立と床材をゴムバンドで緊結して建てる簡易的な足場となっているため、 建物全体の工事より、部分的な工事のときに使われることが多いのが特徴です。また、小規模な屋内作業で使用されることが多く、DIY作業などでも使用されるほど簡単に組み立てができます。
移動式足場の特徴(ローリングタワー)
移動式足場は足場に移動させやすいようキャスターが付けられており、自由に移動することが可能です。設備工事や配管、塗装などで使用されます。一度組み立ててしまえば、移動や高さ調節を簡単に行えることが特徴です。ですが、足場に作業員がいるままで移動させると大変危険であること、そしてキャスターブレーキのかけ忘れが事故につながる可能性があるため注意が必要です。
まとめ
足場材は、インフラ整備や建設、リフォーム等で必要不可欠なモノです。
足場材には、くさび式足場、枠組足場、単管足場、次世代足場、吊り足場、脚立足場、移動式足場など様々な種類と利用用途があります。それぞれ特徴、用途が違うため、適切な足場を選択することをおすすめします。
ASNOVA市場では、くさび式足場を中心に、足場材の中古品の買取と販売、新品の販売を行っております。各足場材には限りがありますので、こちらからご確認ください。
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